インタビューでは当時大阪の西成を中心に活動していた山本さんと「立ち猫」との出会いを語っていただきました。
趣味で写真を撮っていた山本さん、元々人を喜ばせることやボランティアに興味があり福祉施設で知的児童担当として働くうち、自然と仕事の合間に児童の笑顔の写真を撮影するようになりました。 「その写真を見てくれた児童の親御さんが絶賛してくれたことが嬉しくて本格的に写真に目覚め、活動をはじめるようになりました。」
その後、転職活動のためハローワークに通っていた時に近所にあった西成で出会った、良くも悪くも常識と非常識の境界線がなく、世間の物差しでは測れない様々な境遇の人々。
自然とそんな西成の人々のありのままの姿を撮影するようになり、ホームレスの方と仲良くなるために語りながらダンボールで一緒に一夜を過ごした事も、そうして撮影した写真はプロの写真家の方からも良い評価を受けたそうです。
しかし、展示した写真を見る人たちの顔は悲しそうで山本さんの目指していた「みんなを笑顔にしたい」「癒したい」というテーマとの違いに悩みました。
自分の写真とは何なのかを模索する中、福祉施設を経営されている方のご好意で、退職後にも施設内で写真を教えるワークショップの依頼を受けていました。
ある日、ダウン症の女の子がお母さんと一緒に教室に訪れ、壁に展示している山本さんの写真を順番に見て回りはじめました。
その写真の中には近所で撮った猫の写真もあり、女の子がその猫の写真を見つけた時、それまでの静かな様子が打って変わり、大喜びしながらお母さんの服を引っ張り、一生懸命に身振り手振りでその喜びを伝えようとしていました。
「人をこんな風に喜ばせることのできる猫ってすごい!」その姿を見たときに山本さんは深い感動を覚え、猫を撮ることを決めたといいます。
写真のテクニック以上に、人に癒しを与えたい、一滴の雫のように心に深く沁みるような写真を撮りたい。探していた自分の写真の答えが見つかりました。(インタビューより一部抜粋)そんな想いが込められた「立ち猫」コラボモデルは人気のミニ財布「小さいふ。コンチャ」と、「名刺入れにもなるICカードケース」それぞれキャメルとブラックの2色、合計4種類を発売します。
お財布が小さくなればあなたはもっと自由になれる。小さい財布の「小さいふ。」は手のひらサイズにお札もコインもカードも入るミニ財布。「名刺入れにもなるICカードケース」はマチのない構造でどこでもするりと入れていただく薄型カードケースです。
背面にも立ち猫と、山本正義さんのサイン入り。愛らしく、見ているだけで元気をもらえそうな立ち猫たちといつでも一緒。
長く使っていただけるように、素材にもこだわりました。地球環境に配慮し、通常の何倍もの手間と時間をかけてつくられ埋めると土に還る、栃木レザー社のフルベジタブルタンニングレザー。 イタリアで開催される世界最大級の皮革見本市「リニアペレ」にも毎年出展される国内最高峰と言われる革です。 使い込むほど素晴らしいエイジングを楽しむことができ、相棒として長く使っていただくことができます。
わたしたちが2017年より独自で行なっている「猫祭り」も今年で5回目となります。 今年は「立ち猫」と共に、猫祭りでは小さいふをはじめおでかけに便利な「小さいかばん」や「猫のうしろすがたをしたキーケース」「猫パティシエ」などさまざまな猫デザインのアイテムを発売します。
新型コロナウイルスによる外出自粛において、猫がわたしたちに与えてくれたやすらぎと癒しは計り知れません。 是非「猫の日」を一人でも多くの方に知っていただき、閉塞的な気持ちが晴れる一助となればと思いリリースをさせていただきました。宜しくお取り計らいのほど、お願いいたします。